Washington State

Office of the Attorney General

Attorney General

Bob Ferguson

概要

Washington Attorney General’s Office(AGO、ワシントン州司法長官オフィス)のPublic Counsel(公共相談)部門は、Washington Utilities and Transportation Commission (WUTC、ワシントン州公益事業運輸委員会)、州裁判所、州議会で審議される問題について、州の規制を受けた、投資家が所有する公益事業会社の顧客側の代表者です。私たちが指針役として果たすべき役割は、州の規制を受ける公益事業会社が、しっかりと公平な料金、適切な使用料を請求し、安全で信頼のできるサービスを確実に提供できるようにすることです。州の規制を受ける公益事業会社としては、Lumen Technologies (CenturyLink) や Frontierなどの通信会社、Puget Sound Energy、Avista Utilities、PacifiCorpなどの電気・ガス会社、Northwest NaturalやCascade Natural Gasなどのガス会社が挙げられます。また、Public Counsel部門は、WUTCの審議する水道、輸送、パイプラインに関する事案にも参加します、この参加は州法で規定されている場合もあります。私たちのチームは、3名の弁護士、4名の規制アナリスト、1名のパラリーガル、2名のリーガルアシスタントで構成されています。

Public Counselの背景情報

州議会は、Revised Code of Washington (RCW、ワシントン州改正法)内のタイトル80と81で、AGOに対し、規制に関する問題について「ワシントン州の人々を代表して出頭する」ように命じています。(RCW 80.01.100、80.04.510、および81.04.500) Public Counsel(公共相談)部門は、ワシントン州で事業を展開し、州の規制を受ける電力、天然ガス、水道、通信などの公益事業会社を利用している住民および中小企業顧客の代表者です。Public Counselは、Seattle City LightやSnohomish Public Utility Districtなど公営の公益事業会社に関する問題には関与しません。このような公営の公益事業は州の規制を受けていないからです。Public Counselには、Washington Utilities & Transportation Commission (ワシントン州公益事業運輸委員会)に対し、公共の安全に大きな影響がある問題を含め、輸送、パイプライン、水の問題に関して一般の人々を代表するという法的な権限があります。

公益事業に関して、Public Counselは、水道光熱料金、会社の吸収合併、エネルギー効率プログラム、サービス品質やその他の方針に関する事案で、WUTCに対し、顧客の代表として発言します。州の規制を受ける公益事業会社が、顧客に請求する料金の変更を求める場合、Public Counselは、その会社の要求を調査し、多くの場合評価の専門家を雇って、要求のあった料金変更に関する分析を行います。Public Counselは、自らの評価専門家による書面での供述書を提出し、相手側当事者による評価専門家に反対尋問を行い、顧客を代表して準備書面を提出します。

Public Counselは、WUTCの規則作りにも参加し、WUTCの規則案について意見を述べ、方針に対する提案を提出します。Public Counselは、UTCや公益事業会社が設置する技術方針諮問グループにも参加し、決定事項に関して司法審査を適宜求めます。さらに州議会やその他政策立案者に助言を与える場合もあります。

Public Counselは個別のクレームや問い合わせに対応するための組織ではありません。特定の事例についての支援(例えば、特定のサービスや請求に関するクレームなど)を必要とする顧客の皆さんは、WUTCのConsumer Protection and Communications(消費者保護と連絡)部門に連絡されることをお勧めします。その場合の連絡先は、お電話の場合は1-888-333-WUTC (9882)、Eメールの場合はcomments@utc.wa.gov です。郵送の宛先は、UTCで、住所はP.O. Box 47250, Olympia, WA 98504です。

Citizen Advisory Committee

前司法長官のKen Eikenberry氏が1983年にPublic Counsel(公共相談)を設置した際、同氏はCitizen Advisory Committee (CAC、市民諮問委員会)も同時に設置し、一般の重要な層の方々に参加してもらうことにしました。CACの委員になっているのは、中小企業、低所得者、高齢者介護施設、環境、労働組合、農業団体の方々で、彼らは州全体のそれぞれ異なる利害について代表者として意見を述べます。CACは、Public Counselに委員会としての利害と懸念事項について情報を提供します。CACはPublic Counselと四半期に一度会合を行い、委員それぞれが代表する分野に影響がある、UTCの問題点について協議します。

あなたの所属組織がCACの活動に関心を持っている場合、Eメールをutilities@atg.wa.govにお送りください。

 

一般の方からのインプット

一般の方が意見を述べる機会について

Washington Utilities and Transportation Commission (WUTC、ワシントン州公益事業運輸委員会)は、提出された料金、サービス、方針案に関する決定を行うにあたり、一般の方々の意見を求めています。あなたの意見が決定に影響を与えるかもしれません。公聴会、一般公開の会合で直接対面して意見を述べられますし、書面やオンラインで意見を提出することもできます。主なWUTCの事案では、書面や口頭でのご意見は全て、その事案に関する証拠記録として残されます。

意見を伝える方法

料金、合併、規則作り、一般公開の会合やその他の事案に関する消費者の方からのご意見は、委員会にとって決定を行う上で貴重なインプットとなります。ご意見を出される場合は、どの事案に対する意見か分かるようUTC案件番号もお伝えください。Washington Utilities and Transportation Commission(WUTC、ワシントン州公益事業運輸委員会)に連絡し、ご意見を伝えることもできます:

  • 書面の場合の宛先は以下の通りです:P.O. Box 47250,Olympia, WA 98504-7250

差出人の宛先と、事案の内容についてもご記入ください。

  • Eメールで提出される場合、comments@utc.wa.govにお願いします。
  • オンライン上で提出される場合は、こちらをクリックしてください。
  • お電話の場合は、フリーダイヤル番号1-888-333-WUTC (9882)におかけください。

公聴会で期待すること

代表の委員(知事が任命し、Washington State Senate(ワシントン州上院)が承認する3名の委員で構成する委員会)が、一般の方のご意見をうかがい、公聴会でインプットするために、対象会社のサービス提供地域に出向く場合があります。意見を出される方は、公益事業に関する規制の専門家である必要はありませんが、問題となっている会社提案がどのようにご自身に影響を及ぼすのかを簡潔に述べてください。一般の方からのご意見は、委員会にとって重要です。その理由は、会社が提供するサービスに料金を支払っている人たちこそ貴重な情報を持っているからです。オブザーバーとして公聴会に参加できますし、委員会で口頭で意見を述べることも可能です。その際には誓約を行ってから発言していただきます。裁判所の記録官があなたの発言を記録します。意見はその後、証拠記録の一部として扱われます。 

料金に関する事案と公聴会についての情報

  • 料金に関する事案と料金設定プロセスに関してさらに詳細を知りたい場合、WUTCの 法的プロセスに関するページをご覧ください。
  • 進行中の主な事案については、WUTCの公聴会ページでご確認ください。
  • 一般公開の会合開催日程については、WUTCの一般公開会合ページでご確認ください。
  • 規則作りのプロセスについて詳細を知りたい場合は、WUTCのウェブサイト上の規則作りプロセスに関するページをご覧ください。  
  • また、今後予定されている項目について最新情報を知りたい方は、WUTCのカレンダーをご確認ください。

Public Counsel事案の情報シート

Washington Utilities and Transportation Commission(WUTC、ワシントン州公益事業運輸委員会)は、さまざまな事案の審判手続きにあたって公聴会を開催する場合があります。 Public Counsel(公共相談)は、このような公聴会への参加を希望する顧客や一般の方向けに、事案の情報シートを作成します。COVID-19による制限が理由で、現在公聴会はオンライン開催のみとなっています。ここに貼られたリンクの情報を使って、顧客や一般の方々は、ご自身の電話やコンピューターから出席、参加することができます。

消費者向けサポート

州の規制を受ける公益事業サービスに関するクレーム(通信、ガス、電力)

Washington Utilities and Transportation Commission (WUTC、ワシントン州公益事業運輸委員会)は、民間又は投資者所有の公益事業や輸送会社の料金やサービスの規制を行っています。このような会社に該当するのは、Avista、Puget Sound Energy、 PacifiCorp、 Cascade Natural Gas、NW Natural Gasなどです。WUTCの消費者保護専門官は、請求内容への異議、サービスへのクレーム、停止通知等についての問題をサポートすることができます。WUTCでは、Public Utility Districts (PUD、公営公益事業地域)や市営の公益事業に関するクレームは受け付けていませんのでご了承ください。PUDや市営公益事業からサービス提供を受けている方は、提供事業者に連絡してサポートしてもらってください。UTCが受け付けているクレームの詳細リストについては、 委員会への電話が必要な場合をご確認ください。

州が規制していない公益事業サービスに関するクレーム

Public Utility Districts (PUD、公営公益事業地域)、協同組合(Co-op)や市営の公益事業が運営する公益事業に関しては、WUTCによる規制を受けないため、Public Counsel(公共相談)部門はこのような公益事業会社についての問題には対応していません。PUD、市営、または協同組合による公益事業の顧客の方は、請求内容やサービスの品質に関する問題が生じた場合は、提供事業者に直接ご連絡ください。  

PUDとは、地域内の住民が選出するPUD委員会が運営している市営法人のことです。PUDに関するクレームがある場合、お近くのPUD役員会にご連絡ください。

市営の電力会社とは、Seatle City Lightなど、市が所有、運営している会社です。これらの公益事業に関するクレームがある場合は、市役所に直接お伝えください、通常は市議会ですが、事業会社に直接連絡してみてもよいかもしれません。

協同組合とは、会員が所有する組合です。 通常は、他の電力事業者のサービス提供地域外の場所に住む人たちが協同組合を結成しています。クレームについては、協同組合に直接連絡するか、Attorney General’s Office(司法長官オフィス)内の 消費者リソースセンターに連絡してください。

UTCにクレームを出す場合

  • フリーダイヤル番号の 1-888-333-WUTC (9882)におかけください
  • オンラインでクレームフォームを提出される場合はこちら
  • Eメールの場合、 consumer@utc.wa.govにお願いします
  • 郵送の場合、宛先はUTCで住所はP.O. Box 47250, Olympia, WA 98504です

光熱費に関するサポート光熱費を減らすのに直接効く、シンプルな方法は使用を節約することです。WUTCでは、ご自宅での省エネ方法に関するヒントを提供しています。多くの投資者所有のガスや電力提供事業者が、顧客に対して省エネプログラムを提供しています。ただし、たいていの場合はエネルギー使用を節約するだけではやりくりできません。

ワシントン州の多くの住民の方が財政的に厳しい状況にあり、支援を必要としています。公益事業会社は、たいてい、顧客の毎月の光熱費の負担を減らすための基金を持っています。これは所得レベルに応じて適用されます。電気や天然ガス料金の支払いにお困りの方は、ご利用の公益事業提供会社に相談してください。また、ワシントン州のLow Income Home Energy Assistance Program(低所得者向け自宅光熱費支援プログラム)では、収入やその他該当要件を満たすエネルギー利用顧客を対象に、連邦政府からの援助を行っています。Energy Assistance Programウェブサイトでは、市営、協同組合、州の規制を受ける公益事業に関する費用の補助について、郡ごとの単位で情報が載っています。

さらに、 定額請求プログラムでは、平均利用量に応じて毎月定額を顧客に請求しており、冬期の高額な光熱費負担を減らしています。 

電話でのサポート

電話料金の請求書は、内容が複雑なため、読んで理解するのが大変かもしれません。ここにある電話料金の請求書に関するガイド では、固定電話の請求書に書かれたサービス、請求内容、料金、税金について説明してくれます。

所得要件に該当する方を対象にした、Lifeline Program(ライフラインプログラム)があります。さらに詳細を知りたい場合、Federal Communications Commission (FCC、連邦通信委員会)のウェブサイトをご覧ください。

一般消費者向けの情報

Washington Utilities and Transportation Commission (WUTC、ワシントン州公益事業運輸委員会)は、消費者向け広報にて、追加の消費者リソースを提供しており、WUTCの規制を受ける電気、ガス、電話、水道に関するクレームについて、よくある質問に回答しています。

さらに、Federal Communications Commission(FCC、連邦通信委員会)も、顧客向けの貴重な情報やサポートを提供しています。FCCにあるConsumer & Governmental Affairs Bureau (CGB、消費者行政局)では、障がい者のアクセスなどを含め、委員会の消費者政策の作成、実施を行っています。CBGは、奉仕活動や教育を通じて、また顧客の問い合わせやクレームに対応している消費者センターを通じて、FCCの対外窓口となっています。

FCCは通信、インターネット、ラジオ、衛星放送受信アンテナ、テレビ、ケーブル放送、携帯電話サービスを管轄しています。また、CGBは緊急事態対応や新規テクノロジーの導入といった重要な領域について、州、地域、部族政府とも協力的に連携しています。詳細については、こちらをクリックしてください。

連絡先

Public Counselへのお問い合わせ

ご注意ください:Washington Attorney General’s Office(ワシントン州司法長官オフィス)のPublic Counsel(公共相談)部門は、ワシントン州のUtilities and Transportation Commission (UTC、公益事業運輸委員会)に対する公益事業の審判手続きについて、住民や中小企業を代表して意見を述べます。Public Counselが関与するのは、投資家や株主が所有し、州の規制を受ける電話、電力、天然ガス公益事業会社のみです。当オフィスには、公営の公益事業会社(Public Utility District (PUD、公営公益事業地域)、協同組合、Seattle City Light等の市営会社)の顧客に関する問題を取り扱う権限がありません。

また、Public Counselはその性質上、個別の苦情や問い合わせ(特定のサービスや請求内容に関するクレームなど)に対応するための組織ではありません。州の規制を受ける公益事業会社の顧客で、苦情申し立てを希望する方は、WUTCにご連絡ください

公益事業の規制についてや、Public CounselのUTCでの審理手続きへの参加など、一般的なお問い合わせは以下にお願いします:

Attorney General's Office
Public Counsel Unit
800 Fifth Ave.Suite 2000
Seattle, WA.98104-3188

電話番号:(206) 464-7744
Fax:(206) 464-6451
Eメール:utility@atg.wa.gov